お花の楽しみ方
お花のある暮らしを楽しむ
お花を長持ちさせるために
お手軽お手入れ4ヶ条
せっかくお花を飾るなら、美しい状態で一日でも長く元気でいてほしいですよね?
そこで、注意していただきたい基本的対策や誰でもお手軽にできるお手入れ方法4ヶ条をご紹介します。
①涼しい場所に置く
お花の多くは暑いのが苦手です。 日当たりが良すぎる場所、高温な場所は避けてください。
②冷暖房の風に当てない
お花は乾燥に弱いです。
③枯れかけた葉や花は摘み取る
水分・栄養分を元気な葉や花に集中させるためです。
④きれいな水に入れ替える
その際に茎の切り口をハサミで斜めに少し切り落とすと水を吸い上げる力が復活します。
ハサミはできるだけスパッと切れ味鋭いものをお使いください。
あまり切れないハサミだと茎の水を吸い上げる管をつぶして逆効果になる場合があります。
お花の種類によってお手入れ方法もいろいろありますが、とりあえずこれだけ実践してもらえればお花を長く楽しんでいただけます。
こんな飾り方もあります。
お花を飾るためには「花器」は必需品ですが、皆さんがいろいろな洋服を楽しむように、お花もときどき花器を変えてあげると印象が変わり、同じお花でも何倍も楽しむことができます。
花器の材質(陶製 ガラス製 金属製 木製等)、大きさ、高さ、色、柄・・
そのバリエーションを工夫出来る点は正にファッションと一緒です。
その日の気分で変えるも良し、ご来客の好みに合いそうなものに変えるも良し
自由な発想でお楽しみください。
一般の花器以外にも、ご家庭にあるもので花器に代用できるものはたくさんあります。
一例を挙げますと
コップ ワイングラス 空き瓶 茶碗 バケツ 等々
水漏れしない器であれば、なんだって花器に変身です。
化粧品の空き容器、お酒の空き瓶などはもともとオシャレな作りですからおすすめです。
子供たちと花育
「花育」 という言葉はご存じでしょうか?
これは、幼児教育に花の魅力を取り入れた情操教育のことです。
今の子供達は昔と比べて緑や花に触れる機会が減ってきているのは皆さんお感じだと思います。
花は植物であり「生きてる物」
その命ある緑や花にふれあう機会が減ったことは、命に関して考える機会が減ったことを意味します。
命ある物に接して、その神秘性や尊さを学ぶことは、優しい性格の醸成に寄与するばかりでなく、責任感・使命感を育てることにも大きな役割を果たすと考えられています。
花屋から買ったお花でなくともかまいません。
野に咲くタンポポでもスミレでもかまいません。
ご家庭にお花のある暮らしを楽しんでください。
以下の文章は「花育」を推進している全国花育活動推進協議会の資料の抜粋です。
お花のある暮らしがいかに良好な影響力をもつのかを物語っています。
1、感謝する気持ちを育む
身近な花や緑に親しむことによって生命あるものに触れる感動を体験し、植物との関わり方を学ぶ。
それは自己と他者との立場・あり方を学ぶことにつながり、花や緑の外観に関心を持つだけではなく、花や緑を大切なもの、愛おしいもの、かわいいものと思う気持ちを育む。
このことは花や緑の存在が人に与えてくれるものの大きさを感じ、感謝する気持ちにつながります。
2、やさしい気持ちを育む
花や緑の価値を知り、それぞれにふさわしい扱いができる感性と方法が身につく効果が期待できる。
花や緑に関わる中で、花や緑を介して人と自然との関わり、生命あるものへのやさしい気持ちをもつことができれば、子供たちにとって花や緑を知ること以上の価値が得られます。
3、探求心や創造力を育む
植物の栽培を通じて、育てるため、楽しむための創意工夫をし、技能、知恵等を身につけるとともに、植物を素材として活用した多彩な創作活動等を通じて、創作の喜びを感じ、豊かな創造力を育てます。